ところでカトマンズのレストランでドリップコーヒーを頼んだつもりがインスタントコーヒーが出てきたことがある。
「これインスタントじゃあないですか!?」とクレームをつけると、
「いや、これは正真正銘のネスカフェだ!」と自信たっぷりに返事をしてくれる。
地元の人が”本物のコーヒー”と思っているのはネスカフェのインスタントコーヒーである場合が多いのです。
コーヒーの豆は外人向けの店で売られていますが、まだまだ知名度の低い嗜好品です。
先日家の近くにあるカルデイというコーヒーショップでコーヒー豆の特売をしていました。
挽いていない、いわゆる”Whole beans"が欲しかったので、それが買えるか定員に聞いてみたがさっぱり話が通じない。挽いてあるコーヒーの袋を指差してこれがコーヒだとの一点張り。しばらく説明してみたが徒労に終りかける頃、他の店員がやってきて、すぐに私の注文を理解してくれた。
コーヒーショップで働く店員でもコーヒー豆を知らないほど、コーヒーまだまだなじみの無いものなんですね。
それでは、ネパールでドリップコーヒーが飲みたくなったらどうしたらいいでしょうか?
豆から淹れたコーヒを”フレッシュコーヒー”と呼ばれるようになってきたので、「お宅のコーヒーは”フレッシュコーヒー”ですか?』と聞いてみよう。
もし、店員の人が「うちのは正真正銘のネスカフェだ!」と自信いっぱいな返事をしてきたら、おそらくその店にはインスタントコーヒーしかおいていませんよ。
ちなみに、カトマンズではタメルの"Java Cafe(自家焙煎)" "喫茶店千草" "Caldy""Road House Cafe"でドリップコーヒーが飲めます。 さらに”illy"(イリー)の看板があるところではイタリアから輸入したイリーのコーヒーが飲めます。
個人的にはポカラのレイクサイドにある、”OLIVE CAFE"のローカルコーヒー(マチャプチュレコーヒー)が美味しいとおもいます。