2010年12月5日日曜日

一日二食しか食べない?

ダルバードの準備をしてるところ


ネパールへ来る前、ネパール人は一日二食しか食べないと聞かされていた。きっと貧しい国でご飯も十分に食べられないのだろうと、同情したものだ。

では本当にネパール人は一日二食しか食べないのだろうか?

私の観察では2食とも言えるし、4食とも言える。

1回目 朝早起きのネパール人はまず朝に激甘い”チヤ”と呼ばれるミルクティーとビスケットや揚げドーナツを食べて一日が始まる。

2回目 そして朝の一仕事終えた後、10時頃ご飯を食べる、写真のようにダルバートを食べる。たっぷりご飯にダルと言われる豆汁をかけ、青野菜やじゃがいも炒めといっしょに食べる。

3回目 それから、2時から3時頃にカァジャと呼ばれる軽食を食べる、軽食と言ってもサモサ(じゃがいもと野菜を厚い餃子の皮のようなもので包んで揚げた料理)、チョウミンと言うわれる焼きそばのようなものやモモ(餃子みたい)を食べる。

4回目 さらに夜の8時から9時頃に再び油を豊富に使ったダルバートをたっぷり食べてすぐに寝床に入る。

以上のようにお米(ダルバート)を食べるのは日に2回だけだが、それに加えて他のものを2回食べているから一日4回は食べている。さらに一日に何度も甘いチヤを飲む。

左から揚げモモ、チョウメン


ネパールではどんなに忙しくても必ず食事をしっかり取る。以前床屋に入ったら「これからご飯食べるから」と断られた事があるほどだ。ネパールでは客商売(サービス業)であってもご飯を食べることはサービスの一時休止のもっともな理由になり得るのだ。個人的にはとてもいい習慣だと思う。 

(もちろん、ネパールには貧困のため、日に何度も食事ができずお腹をすかせているのも人たちがいるのも事実です。ブログに書かれている事が全てのネパール人に当てはまる訳ではありません。)