2010年11月25日木曜日

距離を感じる”ありがとう” ?

仲良しでも”ありがとう”は言いません



”ありがとう”って言ったら、友達失ったという経験ありますか?

”ありがとう”は友好関係を築く言葉の万国共通代表選手的な存在だと思います。

でも、ネパールで”ありがとう”はその反対に作用する事があるようです。


ある一人のネパール人が他のネパール人の友人にちょっとした贈り物をしたとすると、どんな反応があると思いますか? ”ありがとう”とは十中八九言わないのです。

それじゃあその友人はなんと言いますか? おそらく、その友人は
”なんでこんな物もって来たの?”  ”こんな事しなくてもいいのに!”
などとそっけなく言うでしょう。 

どちらにしても”ありがとう”とは言わないのだ。勿論”こんな事しなくてもいいのに!”という言葉の背後には”ありがとう”と言う気持ちがありますが、”ありがとう” と言う言葉そのものはネパール人の感謝の気持ちや嬉しい気持ちを表すのに適切ではないようです。

まして、家族の間や友人の間では”ありがとう”(ダァンニャバード)は使わないのは当然で、むしろ禁句的な存在だ。 


なぜ?

2010年11月19日金曜日

犬の時間

肉屋の肉を狙う犬 カトマンズ


タメルのまわりは夜あまり不必要に出歩かないようにしている。それは犬の時間が始まるからだ。昼間は静かに寝ている犬たちも、夜8時頃になるとやけに活動的になる。深夜も遠くから犬のギャングたちが街角で戦っている声が響いていてくることもしばしばだ。傷を負った犬を見ると、昨晩の”犬戦争”の無惨さを肌でかんじる。

なぜ8時頃になると犬が活動的になるのか?

2010年11月14日日曜日

渋滞でにぎわう世界遺産のまち

渋滞のカトマンズ

カトマンズ盆地内のどこかで友人と待ち合わせをする時はかなり前もって出発しないと時間通り目的地につかない。理由は色々ある。勝手に順位を付けると。

4位 道路の陥没や橋の修理、イベントのための道路封鎖。
3位 ストライキ(バンダ)による道路封鎖、あるいは交通機関のストライキ。
2位 バスやテンプーの故障。
1位 渋滞。

5年ほど前にネパールに来たときはストライキのための交通機関麻痺が日常だったが、最近は渋滞のための交通機関麻痺が年々ひどくなっている。それもそのはずだ、過去3年間でネパールに大量のバイクが輸入されているのだ。昨年は108,185台、一昨年は82,458台、3年前は51,213台のバイクがビールガンジと呼ばれるインドとの国境から輸入されている。(バイク、自動車の9割はこのビールガンジを通してインドからネパールに輸入されている)その大半がこの狭いカトマンズ盆地に流入してきているのではないかと感じるほど、最近はバイクの数が増えた事がはっきり分かる。

2010年11月8日月曜日

あならしい味?



アジアを旅していると色々、”壊れた日本語”に遭遇することありませんか?ここ、ネパールも例外ではなく、中国や台湾で作られたお菓子のパッケージなどに堂々と日本語が書かれている。例えば”あならしい味”と書かれた飴が売られていた。おそらく”あたらしい味”と書きたかったのだろう。かなりおしい日本語だが興味を引くキャッチフレーズでもあるので感心している。他にも”黒ごまパソケーキ”、”ン”が”ソ”になってしまって残念だ。次ぎにくるのが”水蒸気じゃがいもビスケット”、”蒸しじゃがいも”になるはずが”水蒸気じゃがいも”と言うかなり新しい商品になってしまいました。

2010年11月5日金曜日

ティハール 光の祭り


買い物客でにぎわうアサンチョーク近く

今日からティハールが始まる。昨日から休みの学校も多く、祭りになる前に町は買い出しの人々であふれかえっていた。ティハールは”光の祭り”で商店街や裕福な家庭は電飾で飾りを付けている。昼間から子供たちが爆竹を鳴らし、普段落ち着かないカトマンズがますます騒々しくなっている。爆竹を鳴らす由来は神を家に呼ぶためであると地元の人が教えてくれた。子供たちにとって”由来”はあまり重要ではなさそうだ、路地を歩く人々をおどろかせるために待ち伏せして爆竹を鳴らす子供が多いい。私の友人も耳元でならされてしばらく音が聞こえなくなった。お酒を飲む人も多くなり予測不可能な歩き方をするために、バイクの運転にも気をつかう...