2011年2月18日金曜日

忙しい子供たち


リキシャで学校に向かう子供たち

16歳のレベッカが言っていた。「学校ってストレス!すっごいたくさん勉強しなきゃいけないんだ」。ネパールの子供たち、文明から閉ざされたアジアの片隅の国でたくましく、そして、無邪気にのびのび生きているイメージですか? そのイメージ必ずしも外れているとは思いませんが、この国の子供たちも例外でなく若者特有の悩みとプレッシャーにさらされているようです。

ネパールには最初10年の学校、そしてプラス2と呼ばれる高校レベルの教育、そしてその上に大学教育が有ります。カトマンズなどの都市では10年+2年合計12年の教育を受けることがいわゆる常識のように受け止められています。求人広告でも最低12年の教育を終了している事が必要条件に揚げられている事が多いいです。

学校に行く前にプレイグループ、ナーサリー、LKG(Lower kindergarten),UKG(Upper kindergarten),いわゆる保育園、幼稚園のような所に子供たちは行きます。その後、基本的に6歳から入校できますが、成績の良い子供は4歳からでも学校に入れます。


2011年2月7日月曜日

通せんぼうで大解決!




バンダを語らずにネパールを語る事ができないと思う。

バンダとはネパール語で閉めると言う意味。道を閉めて交通止めにするのだ。

交通止めにしてどうするの?

単純に言うと、交通止めにすると要求が通ってしまうのです。

ますます、分け分かりませんね。でもその分け分からない事が通用してしまうのがネパールなのです。

つまり、

通行止めにする → 迷惑、不便 → みんなが怒る(騒ぎだす) → 何で通行止めにしているのかと疑問に思う → 通行止めにした人が理由を説明するチャンスを得る → 通行止めした人の要求が呑まれる → 通行止め解除

典型的なバンダの流れを簡単に説明すると上記のようになる。

ストライキみたいなものです。

法整備や行政がはっきりしていないので、弱者の声がなかなか反映されない。そのため自分の境遇を世間にそして権威にぶつけるのに用いる効果的な手段なのである。

たとえば、村の真ん中を通っているハイウェイを疾走する長距離バスに村の子供がひき逃げされたする。警察に行っても、取り合ってくれない、あるいは警察にその力が無いと、なす術も無く泣き寝入りになるのが一般的な着地点である。でも”バンダ”と言う強い味方があるのだ。村の人々を集めてハイウェイにタイヤを積んだり、トラックでブロックすればたちまち交通マヒになる。つまり上記の2番目の段階、”迷惑、不便”が生じるのだ。

迷惑と言っても”かなり”の迷惑に発展するのがネパール。 なぜ?