2010年10月29日金曜日

2011年観光年で何をする?

外国人に人気のパタン、ダルバールスクエア
2011年はネパールの観光年です。ツーリズムが大きな外貨獲得源であるネパールへの外国からの観光客は大幅に増加、現在毎日2,000人以上の人が来ネパをしている。観光年に向けて町も騒がしく、至る所で道路の整備が急ピッチでなされていて”土壇場のネパール底力”を発揮している。と言っても、観光年に何があるのか?あまり知られていないのも事実です。当ブログ筆者も正直この観光年に何があるのかよくわかっておりません。先日近くの店(ネットカフェ)でコピーをしていたところ部屋に大きなポスターが”観光年を成功させよう!”と派手に飾られていた。早速店主に聞く?「それで、観光年にいったい何があるの?観光客になんかお得な事があるのかい」?。店主「よくわからない」、「政府がいろいろなことを企画していると思う」。派手なポスターを壁一面に飾っている店としてはかなり無責任な応対だったが、予想していた反応でもある。私の知る範囲では、2011年に入国した観光客は当年2回目以降はビザがただになる事である。でもどれほどの期間無料でビザをもらえるのかはまだ不明なので調査中である。そして、バクタプル周辺のトレッキンコースはNepal Tourism and Environment Foundation観光、環境基金)により見直しと整備がされたそうだ。ナガルコットには毎日1000人の観光客を集客する目標らしい。
ナガルコットはヒマラヤが美しく見える静かな観光地だが、1,000人が毎日あの小さな場所に行き来、滞在するのはどうだろう。もし本当にそうなったら私はとりあえず行かないでおこうと思う。他には空港内をいつもよりも整備している事だ。以前はだだっ広いロビーみたいなところに今では鉄の長椅子が置かれ、入国した人を椅子に座って待つ事ができる。そして、空港の入り口で半分壊れかけていたゲートを現在修復中。そしてバクタプルの入場料700から1,000ルピーに増額。以前から少々気になっているのだが、ネパールにはあからさまに外人価格と、地元価格がある。航空券の値段や、動物園の入園料、ホテルの宿泊代、病院の医療費など外人価格と地元価格がはっきり明記されていて(明記されてなくてもはっきり差別化されている)、外人の価格が何倍もする事がある。ちなみに私の近くの家の病院は外国人は地元の人よりも3倍高い医療費を請求される。観光年にあやかってこのような公共サービスが更なる値上げをされるとすると、ネパールを愛する外人としてはとても複雑な気持ちだ。「外国は私たちを助けて当然」みたいな気持ちを少し横に置いて、ネパールの魅力を全面にアピールしてより多くの人が来ネパしやすい環境を作ってくれるとうれしい。多くの観光客は”見かけ近代化”したネパールではなくて自分たちの国にはない、食、文化、習慣、建築などを期待してこの国に来ている、そしてネパールはその期待を超えた魅力と驚きがある。